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2008年9月19日 (金)

トキ放鳥のジレンマ

80919c1 80919c2 新潟放送の夕方のニュースの特集シリーズ「トキ大空へ」。

「トキと人との共生ルール」が大きく表示されました。

トキ繁殖に長くかかわってきたスタッフへのインタビュー。

冬に向かっての餌不足をとても危惧されているようで、順化ケージの前に餌場をつくり餌を撒きたい、とのこと。春になって餌生物の心配がなくなってから他所へ飛行してほしい、との気持ちを語っています。飼育担当者として放鳥されたトキの生存率を高めたいという感情が伝わってきます。

しかし、トキ野生放鳥の目的・ねらいからすると、とても違和感があります。

放鳥場所についても、センターに頼らないことを願って少し離れた場所に設定されたといいます。

中国の寧陝県において、2007年5月末に26羽が野生放鳥されました。先日も記しましたが1年後に野生下にいたのは、12羽。放鳥されたトキのうち遠くは20kmほど離れたところでも確認された個体がある一方、2羽は順化ケージのすぐ横の松の木にねぐらを構えてしまっています。その状況は昨夏と今年5月の中国トキ視察で確認しています。

中国の寧陝県でのトキ野生放鳥の1週間後の6月上旬に視察を行った際には、トキ1羽が我々が見ている目の前で順化ケージのネットに立て続けに激突していました。ケージの中にいる仲間のところへ行きたかったのでしょう。同じようなことが起きるとすると、寧陝県の順化ケージより頑強に造られている佐渡のケージに激突することは、とても危険に思われます。

早急に対応をしたほうがよいです。

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