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2009年3月 6日 (金)

トキ捕獲の方法

90306b1 先日、「捕獲する考えを!」を記しました。

ホントにトキの捕獲などできるのか、という声も耳にしています。

以前の給餌騒動の折、メディアや佐渡島民への説明会などで「緊急時は捕獲・保護をする」という説明を環境省はしてきています。

また、野鳥などに鳥インフルエンザ発生時にもサンプル捕獲を行う旨がマニュアルに記されています。

緊急時にトキ捕獲をするのであれば、訓練を兼ねて本土移動中のトキで試してみるのも大きな意義があるのではないでしょうか。

ちなみに、保護目的のトキ捕獲は下記実績があります。

■保護目的のトキ捕獲(行政名は当時)
1968年3月15日 佐渡・真野町     1羽 ヒトによる抱擁
1970年1月8日 石川県穴水町     1羽 キャノンネット
1981年1月11日 佐渡・両津市片野尾  2羽 ロケットネット
1981年1月21日 佐渡・両津市東強清水 2羽 ロケットネット
1981年1月23日 佐渡・両津市吾潟   1羽 ロケットネット

ヒトによる抱擁の捕獲は故・宇治金太郎さん。

キャノンネットの図解は村本義雄さんの書籍に記されています(画像中手前の書籍)。

キャノンネット、ロケットネットの使用は雪で採餌場所が限定される冬のほうが効果が上がるとされています。

捕獲の様子については下記書籍に詳しいです。

『能登のトキ』【著】村本義雄、【版元】北国出版社(1972年)

『朱鷺の遺言』【著】小林照幸、【版元】中央公論新社(1998年)

能登でのトキ捕獲は当初は無双網で取り組まれたようですが失敗。

無双網の仕掛 1

続いて、キャノンネットの利用。1969年1月11日に兵庫県豊岡市でのコウノトリ捕獲で実績があったようです。

■鶴居村広報誌のエッセイ:

2008年6月号:コウノトリとタンチョウから地域の未来像の構想へ

その後、キャノンネットも改良が加えられ、ロケットネットとなり佐渡での捕獲実績をあげるにいたっています。

最近でも、釣り糸が絡んだヘラツラサギを助けるためにロケットネットの使用を試みようとしたらしいですが、使用するまでもなく素手で捕獲となったとのこと。

捕獲にあたった組織のサイトの中にロケットネットによる捕獲方法が記されています。
■環境省九州地方環境事務所
ロケットネットによる捕獲方法

■MSN産経:2008年1月11日
糸が絡んだヘラサギ捕獲へ ロケットネット使い環境省

兵庫県豊岡市では、飛び道具を使わない捕獲方法で実績をあげているようですね。

■YOMIURI ONLINE(読売新聞):関西発:2008年12月27日

捕獲作業

■神戸新聞Web News:特集「コウノトリ放鳥」:

放鳥2世に識別の足輪 餌でおびきよせ捕獲

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