トキ・GPSモニタリングシステム 公開実験
新潟大学の間瀬教授の研究グループでは、佐渡市で放鳥されたトキの行動をリアルタイムで把握するモタリングシステムの研究を進めている。その公開実験がトキの森公園展示室で行われました。
現行システムでは、トキの背中に取り付けた無線機から衛星回線を使ってGPSで位置を測定している。しかし、位置情報の送信に使用する電力や通信コストが大きく、3日に一度の頻度での測定となっていた。その上、木などの障害物があると位置情報の把握が困難となってしまっている。
開発中のモニタリングシステムは、衛星回線を使わず、トキが飛んで移動するのを感知してGPSの情報を地上の基地局に送信し、リアルタイムでトキの位置情報を把握しようとするもの。実験は近似種のムギワラトキで行ったとのこと。
課題としては、無線機の小型化が必要。
■NNNニュース:2012年2月15日
放鳥トキの行動把握へ 新システムを実験
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