■毎日新聞社:1998.11.27 東京朝刊 12頁 総合 (全3,900字)
[特集]日中友好の共同文書 協力計画の全文
<抜粋>
双方は、稀少で絶滅の危機に瀕している鳥類トキの保護のために協力を引き続き進めることで意見の一致をみた。このため、中国側は、日中友好の証として、一対のトキを日本側に贈り、日本側はこれに感謝の意を表した。
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■朝日新聞社:1998.11.27 東京地方版/新潟 0頁 新潟 写図有 (全2,296字)
野生復帰の夢広がる トキのつがい友友、洋洋が佐渡へ /新潟
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■産経新聞社:1998.11.28 東京朝刊 29頁 第3社会 写有 (全1,440字)
【トキよはばたけ】(上)熱い思い 「受け入れ態勢」も万全
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■産経新聞社:1998.11.30 東京朝刊 29頁 第3社会 写有 (全1,410字)
【トキよはばたけ】(下)復活の機運 野生に戻す環境づくり
<抜粋>
◎知事の直談判
「キンが生存している間に努力してほしい」
新潟県の平山征夫知事は今春、環境庁に足を運び、直談判に及んだ。
◎奮闘した地元
中国からつがいのトキを借り受けての人工繁殖に失敗した翌年の平成七年から、環境庁は中国のトキの繁殖や生息状況の調査に加え、森林保護などの支援に協力し、今年度から三年間の継続も申し入れている。
江沢民・中国国家主席の来日で実現したつがいのトキの贈呈は、まぎれもなくトキを愛する地元の熱意と奮闘が日中政府を動かし、実現したものだ。
◎最大限の協力
「中国の環境、自然をぜひとも視察し、野生に戻すときに戻せるような環境づくりが大事だ」
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■朝日新聞社:1998.11.28 東京地方版/新潟 0頁 新潟 写図有 (全974字)
二世誕生を「息子」に託し ヨウヨウはフォンフォンの子 /新潟
「フォンフォンが、(二世誕生を)子供に託してくれた」--中国から日本に寄贈されることになったトキ「友友」(ヨウヨウ、二歳、雄)が、四年前に佐渡へ人工繁殖にやってきたフォンフォン(七歳、雌)の子と分かり、佐渡とき保護会長の佐藤春雄さん(七九)は喜びを隠さない。友友と洋洋(ヤンヤン、二歳、雌)の佐渡トキ保護センターでの人工繁殖に成功した場合に備え、棚田の復活や過去の生息地域の地図の作製などを提言、地元新穂村も中国トキのエサとなるドジョウの養殖など野生復帰をにらんだ受け入れ態勢を検討し始めている。(後略)
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■読売新聞社:1998.11.29 東京朝刊 13頁 (全1,174字)
江主席、日本にトキ贈与 受け入れ態勢早く 長期ビジョン欠く行政(解説)
<抜粋>
◆放鳥目指すのか
慎重論の背景には、人工繁殖に成功したとしても、そのトキをどうするのか、将来、野生への放鳥を目指すのかといった点について、同庁も新潟県も何ら長期的ビジョンを持っていないという実情がある。
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■環境省